ひなたファーム月誌

東京から"月一農業"にチャレンジ!  長野県小諸市にある、標高900mの山の畑「ひなたファーム」の記録です。

3月:雪の畑と陶芸体験

2012年3月17日(土)〜18日(日)の訪問、つづき。
1日目のお味噌作りのあとは、温泉とご飯でゆっくり。
青雲館の手作りご飯は、いつも最高です。
ブリのアラ汁

栗の渋皮煮:秋、拾った山栗を渋皮煮にして青雲館の大きい冷凍庫で保存してくれています。女将さんの「季節外れでもみんなに食べさせたいからね」って気持ちが嬉しい・・・☆

くるみおはぎ

春のいぶきが感じられるメニューも・・・
フキノトウの天ぷら

布引いちご園の苺


翌朝は冬の畑の様子を見に行きました。ちょうど雪が降っていて、ふかふか!一面の雪にはしゃぐ東京人です。笑

雪の下でも、じっと春を待つにんにくやほうれん草。こころがスッとします。春になったら収穫するのが楽しみです。


午後は、陶芸へ。
これが、一人分の粘土と手ろくろ。

去年と同様、糠地地区の陶芸グループ「楽陶会」の先生に教えて頂きました。大人数を受け入れてくださって、ありがとうございます!!

お茶碗や湯のみなど、深いうつわを一つと、平たい皿を2枚作ります。

余った粘土ではこんなおまけや箸置きを作ってる人も。個性が出ますねぇ〜

形を作った後は、楽陶会の工房で乾かしてもらい、電気釜で焼いてもらいます。今度来た時に、色付けをして、もう一度焼き、完成です。

去年の陶芸の様子はこちらから・・・


畑作業は出来ないけれど、冬には冬の楽しみ方、暮らし方がありますね!来年は何をしようかな・・・地元の人にはなしを聞いて、みんなで考えれば、無限大の楽しみ方がある気がします。楽しみだな〜!




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次回の訪問は4月です。

2012年4月21日(土)–22日(日)の1泊2日で

じゃがいもの作付けを行う予定です。

3月:はじめての味噌作り。

2012年3月17日(土)〜23日(日)、2012年はじめての訪問です。
今年ははじめてのお味噌作りにチャレンジ!
冬の畑見学、お味噌作り、陶芸と、畑作業はなくとも、総勢22名で、にぎやかなもりだくさんのツアーとなりました。

まずはお味噌作り!
いつもお世話になっている、ひなたファームのオーナー、民宿「青雲館」の玄関先で作ります。
味噌作りの手順を写真で追って振り返ってみましょう^O^

1、まず大豆を煮ます。
前日から大豆をほとばしておき(水につけておき)、青雲館にある、昔ながらの大釜でふっくらと煮ました。

2、大豆を潰します。今回は大量なので味噌摺機(みそずりき)という機械を使いました。少量なら手でも潰せますね。

3、潰した大豆をひろげて、均一になるように混ぜます。気持ちいい触感・・・


4、塩と麹をはかり、よく混ぜます。


5、大豆に塩、麹を加え、よく混ぜます。
しっかり、捏ねるようにまぜるのがポイント。麹菌が全体に混ざり、元気に発酵しますように・・・

6、しっかり捏ねたら、味噌玉を作ります。片手に乗るくらいの大きさです。

7、味噌玉を、青雲館の味噌蔵へ。築およそ120年の青雲館には、今でも味噌蔵があり、薄暗くてひんやりしています。


叩き付けるように、瓶の中へ。余分な空気を抜くためです。

熟成へ、、、出来上がりは、10月頃とのこと。
もちろん、2年、3年と熟成させると、味が変わっていくそうです。
ひなたファーム発のお味噌、どんな味になるのか楽しみですね!
10月のツアーではみんなで味噌をつかってお料理したいと思います!


→→→陶芸の記事に続きます☆


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今回お味噌作りの指導をしてもらったのは、「味工房こもろすみれ」の小山さん。
農村に住む女性が運営し、地元農産物を利用した加工品を作る加工所を経営しています。
麹も、こもろすみれの手作り麹。
大豆は、ひなたファームのある糠地地区の、小田中市雄さんからわけていただきました。

2011年5月〜10月ブログ記事執筆中

2011年5月以降、ブログ停止しており、関係者のみなさま、読者の皆様にはご心配おかけしております。

2011年6月〜10月にかけての活動記録はは執筆中です。

なお、ひなたファームツアーは、ブログ停止中も毎月行っております。(12~3月は畑凍結のためおやすみ)
現在はフェイスブックを中心に報告と参加者募集をしております。
お問い合わせは、メールinfo.faceomf★gmail.comまで、★→@に変えてご連絡下さい。

とりいそぎ、ご報告でした。

by運営スタッフ

8種のじゃがいも、よーいドン!

5月7日(土)に3名で畑訪問に行って来ました。
前回の訪問で、蒔けなかったじゃがいもを蒔きに!


今年のひなたファームでは、カラフルなじゃがいもを育てる事に。
なんと全部で8種類!一斉に蒔いたはいいが、どんな色の花が咲くか、どんな時期に採れるのか、、予想もつきません!
順番に紹介していきましょう。*1
↓キタアカリ(男爵いもより少し滑らかな食感だそう。色は黄色)

↓サヤカ(ポテトサラダにすると美味しいそう。色は白)

アンデスアカ(表面は赤、中身は黄。秋作もできる珍しい品種。)

↓ユキラシャ(白色、長く貯蔵出来るのが特徴!)

↓サヤアカネ(表面は淡赤、中身は淡黄。コロッケにするとよい!)

↓キタカムイ(サヤカと同じくポテトサラダ向き。色は淡黄)

↓ノーザンルビー(紫芋のような外観。味は男爵と似ているそう。)

↓デジマ(病気への抵抗力が高く、幅広く楽しめる。色は淡黄)

↓芽を残して、4~5等分にします。植えたキロ数×3倍の取れ高が見込めるそう。


その他、
かぼちゃ(★*2神田小菊)
ハーブ(★パクチー
きゅうり(★神田四葉(すうよう))
を蒔きました。

↓前回の訪問でしっかり作ったハーブ園。去年より日当りのいい場所に移しました。念願のパクチー菜園になるでしょうか?



お昼には、冬菜(ポン酢とわさびで和えたもの!日本酒が飲みたくなる)、しいたけ(バター炒め、前日民宿のオーナーが持つ山から採ってきた!)などを美味しくいただきました。


春から初夏へ、、これからは色々なものが美味しい季節です。
ひなたファームの収穫祭も楽しみですね★


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次回の訪問は5月28日(土)ー29日(日)です。
畑で種の春蒔きの続きの他、棚田で田植え体験もあり。
ふるってご参加下さいませ。

*1:参考:じゃがいも品種詳説 http://www.jrt.gr.jp/var/var.html

*2:★の付く種は、たねの森野口のタネで購入した農薬や化学肥料を使わずに栽培・採種されたオーガニックの自家採種可能な固定種です。一般に流通している種子のほとんどは交配種(F1とも呼ばれます)で、生育旺盛かつ均一に育つ特長を持つ一方、農薬・化学肥料の使用が前提あるいは推奨されているものが多く、また種子を自家採種しても翌年は同じものができません。

2年目の春、種蒔き始め

4月30日(土)ー5月1日(日)に9名で13回目の畑訪問に行って来ました。
久しぶりのドライブの往路に見える景色もぐっと春めき、やわらかい新緑が美しい季節です。


今回の目的は、種蒔き!
なす(★*1ローザビアンカ/★ジャパニーズピクリング)
ハーブ(★タイム/★チャービル)
トマト(☆*2★ベルナーロゼ)
トウモロコシ(☆★ゴールデンパンタム)
を蒔きました。

冬の間はカチコチに凍ってしまった土ですが、機械を入れずに、鍬で耕し10センチくらいの深さで混ぜました。

自然農法では「不耕起」が原則ですが、畑の表層には去年の大根の葉っぱや、新しく芽をだした草がにょきにょき、、
そのまま植えるより、少し混ぜてみよう!とメンバーで話し合って決めました。
↓緑の畑

↓土の中から、つくし。育って、「スギナ」という草になります。

さて、今年はうまく育つかな・・?
「何事もチャレンジ」の精神です。


ほうれん草が食べられるので収穫、宿で茹でてもらったり、お土産にもしました。
まだたくさんありますので、このまま花になって種になるのを観察したいと思います。
↓真っ赤な根っこ!日本ほうれん草という種類です。これが、とても甘い!

↓ほうれん草の花です。


畑の他には、お餅つき、温泉、カタクリの花観察などをしました。
雨が心配されていましたが、2日目は晴れ間も見え、畑しごとには差し支えなく過ごすことが出来ました。

太陽に感謝です。
山の桜は満開、フキやセリ、フキノトウなどを美味しくいただきました。


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次回の訪問は5月28日(土)ー29日(日)です。
畑で種の春蒔きの続きの他、棚田で田植え体験もあり。ふるってご参加下さいませ。

*1:★の付く種は、たねの森野口のタネで購入した農薬や化学肥料を使わずに栽培・採種されたオーガニックの自家採種可能な固定種です。一般に流通している種子のほとんどは交配種(F1とも呼ばれます)で、生育旺盛かつ均一に育つ特長を持つ一方、農薬・化学肥料の使用が前提あるいは推奨されているものが多く、また種子を自家採種しても翌年は同じものができません。

*2:☆の付く種は、昨年蒔いた種から自家採種したものを蒔きました。

みはらし交流館にいってみよう!

小諸市糠地に西小諸地区(糠地、井子、芝生田)の活性化施設「みはらし交流館」がオープンしました。
ひなたファームにもご近所なので、建物のご紹介を。収穫祭にも便利そうな施設で顔がにやにや。

立科山・八ヶ岳・遠くに富士山も眺められるまさに見晴らしバッチリのロケーションにあります。


最初にご紹介するのは、
ピザ釜

なんと立派な釜。ひなたファームの収穫した野菜で、ピザが食べられたら感激ですよね。



続いて台所。

器具もつるぴか。大勢で楽しく調理できそうなスペースです。荷物を置くロッカーも用意されていました。



会議室。

晴れていると太陽の光が部屋いっぱいにあふれます。会議も進みそう!?



シャワールームも完備!


玄関を入るとこんなオブジェも。



↓施設の利用費です。とってもお手頃にピザ釜も借りられそうですよ。

できたてほやほやの施設、皆さんもぜひ機会があれば利用されてはいかがでしょう?:)




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次回の訪問は4月30日(土)ー5月1日(日)です。
畑で種の春蒔きをします。ふるってご参加下さいませ。
小諸の桜もちょうど見頃の予感です。

小諸の町散策

お馬に乗っていざ小諸の散歩へ・・・。

というのは冗談ですが、乗馬体験をさせていただきました。

少し高くなった目線からの景色はとてもきれいで気持ちが良かったです。(イメージなので実際の景色とは異なります。)

お馬さんの名前は大河くん。少しやんちゃな少年です。
大河くんのご主人は洋画家・大島康紀さん。「信州・糠地郷通信」というブログも書いていらっしゃいます。右バーのfaceomfのアンテナにリンクがあるので、覗いてみて下さいね。
大島さんのギャラリーは現在お休み中ですが、描かれる絵はやわらかく幻想的で優しい絵画でした。
大島さんのギャラリー・天耕房はこちらから
http://www.ab.auone-net.jp/~tenkobo



続いては、小諸で穫れたいちご大福を紹介します。

小諸の温泉、あぐりの湯に売られているこのいちご大福は、地元の方にも人気があり、午前中で品切れてしまうとか。

あぐりの湯の施設内にある調理室で、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。いちごはあぐりの湯より、少し標高の高い所にあるいちご園のものを使っています。

いちご大福の他にもおやき焼き菓子など、季節の果物や素材を使ったおやつが作られ、販売されています。写真はおやきの具。

手作りおやつの他にも、小諸周辺で作られた新鮮な野菜や蜂蜜も販売されています。おいしそうなものばかりなので、お土産にも良いです。機会があればぜひ、ご賞味なさってみては?




今回は小諸駅周辺も少し歩いてみました。

与良館

学校帰りの子どもから立ち寄った大人、旅人までもが集えるコミュニティ施設です。ネットもフリー無線で使える和空間。

お茶やコーヒーもいただけます。訪れた日は、奥の部屋でご婦人の皆さんが琴を奏でていらっしゃって、とても風情がありました。

小諸で有名な懐古園の桜まつりに備えて、ぼんぼり作りにも参加できました。

ぼんぼりの側面いっぱいにお願いごとを書きます。
どんなお願いごとを書いたのかしら。叶うといいですね:)

与良館は、心地が良くてついつい長居してしまう場所です。
小諸の小話を沢山聞けます。この日は、方言やちんどん屋についてなどなど。あなたの知りたい小諸のことがここで分かるかも知れません。



小諸には著名人も多く足を運んでいました。
その一人、明治・昭和期の俳人・小説家、高濱虚子が暮らしていた家。
趣があります。



少し歩いただけでも、出会いとふれあいで楽しませてもらった散策となりました。



小諸検定本とはっさくのようなミカン。

小諸に検定とその本があること、ご存知でしたか?
この本を解いていると、まだまだ小諸のことは知らないことばかりです。




次回の記事で、西小諸活性化施設・みはらし交流館を紹介します。




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次回の訪問は4月30日(土)ー5月1日(日)です。
畑で春の作付けをします。ふるってご参加下さいませ。
小諸の桜もちょうど見頃の予感です。