ひなたファーム月誌

東京から"月一農業"にチャレンジ!  長野県小諸市にある、標高900mの山の畑「ひなたファーム」の記録です。

種蒔き2日目〜自由に蒔いてみた〜

種蒔き2日目です!
1日目とはうってかわって、今度は畝も作らず堆肥も入れず、畑の1/3程のスペースを自由に使って蒔いてみました。

ひなたファームは、作物を収穫する農場ですが、一方で農業についての様々な実験場でもありたいと思っています。
畝を作る、種を等間隔に蒔く、水をやる。
そんな受け継がれて来た農家さんのやり方も勉強になる事は多いのですが、当たり前の所から抜け出したら、何か新しくておもしろい「once a month farming」が見えてくるのではなかろうか♪


そんなかなーーり自由に蒔いた種はこちら。

バジルはトマトの側に、コリアンダーはにんじんの側にパラパラーっと蒔きました。コンパニオンプランツ*2という考えを利用しています。
マリーゴールドは、その強い匂いで油虫よけになるそうです。一旦収穫を迎えた後は、次に蒔く分の種を採取して後は畑に鋤き込めば土壌の栄養にもなります。他のハーブと一緒に畑沿いにぐるりとパラパラ。
最後にホワイトクローバーを畑全体にばらまく。ホワイトクローバーはおもしろい植物で、その繁殖力の強さから一般的には、除草の敵「強雑草」として嫌われていますが、一方でマメ科の性質の働きから、痩せた大地に窒素などを供給し豊かにしてくれる面もあり、またクローバーで覆われた大地には他の草が入れないらしく、草刈が簡単になるそうです。ひなたファームのクローバーは、はてはて味方についてくれるのでしょうか・・・。



最後にみんなで記念写真!


次回は6月13日(日)の日帰りで訪問予定です!
初夏の太陽の恵み、梅雨入りの雨の恵みを受けて、茶色い畑は何色になっているのか!?

乞うご期待!!!です!

*1:★の付く種は、たねの森で購入した農薬や化学肥料を使わずに栽培・採種されたオーガニックの自家採種可能な固定種です。一般に流通している種子のほとんどは交配種(F1とも呼ばれます)で、生育旺盛かつ均一に育つ特長を持つ一方、農薬・化学肥料の使用が前提あるいは推奨されているものが多く、また種子を自家採種しても翌年は同じものができません。

*2:同じ種類の植物を一ヶ所にまとめて栽培するのではなく、相性の良い他の植物と組み合わせて寄せ植えすること。病虫害の被害を最小限に抑え、かつ植物の生き生きとした成長を促し実の付きやよい土作りに繋がるという利点もある。